第227章 阻止する方法を考える

あまりに凄惨な光景。それは瞬きする間もないほどの早さで展開した。

「修! やめろッ!!」

一条昴は左腕を焼くような激痛に耐えながら、北畑修が今にも相手を殴り殺さんばかりの形相で暴走するのを見て、戦慄した。慌てて叫び、彼を止めようとする。

北畑修の激昂は理解できる。だが、あんなクズのために親友がその両手を血で染め、殺人の罪を背負うことなどあってはならない。そんなことで、彼の人生を壊させてたまるものか。

しかし、今の北畑修は暴虐と殺意に完全に支配されていた。瞳の奥はどす黒い赤に染まり、周囲の声など届いていない。

彼は再び拳を振り上げ、北畑伸弥の喉元を砕こうと狙いを定めた。

一条昴は焦...

ログインして続きを読む